一昨年の春、 鹿児島市 から車で小一時間の消滅集落を訪ねた。携帯の電波も届かない山奥。紙の地図を手にたどり着いた場所には、ほぼ骨組みだけになった木造家屋があった。庭先には壊れた洗濯機や破れた肥料袋が散らばり、隣の1軒は屋根から崩壊していた。
地方の「消滅」危機が唱えられて10年以上が経ちました。日本の人口はさらに縮小し、並行して現役世代が2割減る「8がけ社会」へと向かいます。すべての自治体が今のまま続くとは考えにくい。だからこそ「消滅の先」を描こうとする各地の取り組みから、地方の未来を考 ...
ブラジル・サンパウロで 日系人 を支えるクリニックを開きながら、毎年のように来日する。「デカセギ」で日本にきた日系ブラジル人が多く暮らす地域に足を運び、日本で育つ子どもたちの声に耳を傾けるためだ。
「ローカル局の戦後史」は新体制を記念して刊行された。前身の「西日本放送」が資金不足でラジオ開局のための予備免許を返上したエピソード、福岡県内のテレビ開局をめぐって当時郵政大臣だった故・田中角栄氏や朝日新聞社の幹部らとの「熱い人間ドラマ」も記されている ...
26日の文化財防火デーを前に、世界遺産の上賀茂神社(京都市北区)で24日、テロを想定した対処訓練があった。大阪・関西万博を控え、テロ対策や有事に備えた連携を強化しようと、神社や警察、消防などが合同で実施した。
重りを載せたそりを引く馬が競走する宮城県涌谷町の「東北輓馬(ばんば)競技大会」で、馬を手綱などで繰り返したたいたとして、県警は出場者の男ら10人を動物愛護法違反の疑いで仙台地検古川支部に書類送検した。全国でも同様のケースで書類送検される事例が相次いでおり、伝統継承と動物保護のはざまで関係者の模索が続いている。
岩屋毅 外相は24日の記者会見で、昨年末に表明した中国人向けの査証(ビザ)発給要件の緩和に対し、 自民党 保守派などから反発が出ていることについて「多分に誤解がある」と述べた。緩和措置について「ただちに中国人観光客の無秩序な急増につながるものではない ...
岩屋毅外相は24日の会見で、トランプ米大統領が23日放送の米FOXニュースのインタビューで北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記に接触を図る考えを示したことについて、「トランプ大統領がリーダーシップを発揮してくださることを期待している」と述べた。
大阪府 河内長野市 の日東町・大師町を走る電動カートで、「レベル2」の自動運転が24日から始まった。地域の住民や中学生の手で緑色など様々な色で塗られたカラフルな電動カートが町を巡った。
人口減少が進み、全国で約4割の市町村がなくなる可能性があると言われています。国が「地方創生」を掲げて10年が経ちましたが、地方の人口減少に歯止めはかかっていません。 人口減少が避けられない中、自治体は、どのような未来を描くのか。自身も奈良、福井、広島、宮城などで地方取材に携わってきた東京社会部の根津弥記者が解説します。
【ロサンゼルス共同】米大リーグのドジャースは24日、マイナー契約を結んだ佐々木朗希投手が、2月中旬からアリゾナ州グレンデールで始まるメジャーキャンプに招待選手として参加すると発表した。大谷翔平や山本由伸らとともにバッテリー組は2月 ...
近衛文麿元首相(1891~1945)の旧邸で国指定史跡の「荻外荘(てきがいそう)」(東京都杉並区荻窪2丁目)が、六十余年ぶりに当時の姿を取り戻した。一般公開されて約1カ月。細部までこだわって再現された姿が人気を集め、連日多くの見物客でにぎわっている。